クリニック開業に必要な費用の中で、最も比率が高いのは内装費用や医療機器です。その他にも広告宣伝費や消耗品費などが挙げられます。診療科目ごとに費用は変わりますが、ここでは内科のテナント開業を例に考えてみましょう。
※2022年1月15日時点、当サイト編集チームの独自調査による。
コンサルティング会社によって費用の差はありますが、前述のような作業をすべて依頼する場合、相場としては300万円程度だと思われます。これはなかなか大きな金額で、開業費用がかさむ原因にもなります。
ただ、何らかのマネタイズを持っているコンサルティング会社であれば、相談や作業の費用がかからない可能性があります。そういった会社は、診療圏調査も無料で受け付けている場合もあるので確認してみましょう。
コンサルティング会社はどんな作業を請け負ってくれるのかをみていきましょう。
クリニックの開業にあたって大切なことはいくつもありますが、その中でも重視しなければならないのがクリニックのコンセプトを固めることです。
そこがしっかりしていないと、開業のスケジュールがずれてしまったり、資金面の問題が出てきたりします。検討開始の段階でコンセプトを固め、それに基づくビジョンで計画を進めていけるように、コンサルティング会社はサポートしてくれます。
コンサルティング会社は、ドクターが希望する開業エリアの中から最適と思われる物件をピックアップし、診療圏調査などを経て物件確定をコンサルティングします。
物件が賃借の場合は賃料引き下げの交渉や、将来の法人化を見据えた保証金支払い時期の交渉なども請け負ってくれます。
コンサルティング会社には、金融機関との交渉に精通しているコンサルタントも多く、これまでの開業支援経験や診療圏調査の結果に基づいて事業計画書を作成してくれます。
金融機関から開業資金を借り入れる場合は、事業計画書が必須となります。金融機関との交渉が有利になるような事業計画書の作成は、コンサルティング会社の腕の見せ所です。
ホームページや折り込み広告、看板、バスの車内放送など、開業エリアや診療科に合った広告方法を検討してくれます。
クリニックには医療法の広告規制があるので、専門的な知識も必要です。法に触れない効果的な広告を提案してくれるでしょう。
コンサルティング会社はクリニックの設計の打ち合わせに同席し、患者さんやスタッフの動線確保、プライバシーの確保など、さまざまな視点からクリニックの設計をサポートしてくれます。
施工業者の選定にあたっては、コンペの仕切りを任せることもできます。
医療機器メーカーなどとの商談を代行し、機能や価格、保守体制の面などから選定を行ない、ドクターの希望に沿った医療機器や什器備品を提案してくれます。
高額で経営面に影響があると思われる機器や、採算が取れないと考えられる器機に関しては、ドクターと相談して導入先送りなどのアドバイスも行ないます。
履歴書の受付から面接、内定通知までの一連の流れをサポートします。
スタッフの募集は求人広告の方法が決め手となるため、開業エリアに合った媒体を選定し、広告を打たなければなりません。その後の書類選考や面接、人選に関してもコンサルティング会社の得意とするところです。
クリニックの開業に際しては、管轄の保健所や厚生局、医師会などにさまざまな申請を行なう必要があります。しかし、それらの書類作成や窓口対応などをドクターが1人で行なうのは無理があります。
そういった作業をコンサルティング会社に一括して依頼することで、ドクターのストレス軽減にもなるでしょう。
大阪で開業に向けた
診療圏調査を無料で提供する3社
集患環境が整った
クリニックモール開業
診療圏を引き継ぐ
医業承継での開業
開業物件の情報を
全国規模で提供
2022年1月31日時点で、「クリニック開業 大阪」「医院開業 大阪」とGoogle検索して表示された40社の中から、本格的な診療圏調査を無料で提供している会社の内、大阪に本社もしくは支店を持つ3社を、以下の理由により選出。
・メディカルシステムネットワーク:該当企業の内で唯一、自社で独自にクリニックモールを展開している。
・北浜医療総合経営:該当企業の内で唯一、大阪でのクリニック開業支援を専門的に行い、医業承継の事例を掲載している。
・YS‘Journal:該当企業の内で唯一、全国規模での開業物件サイトを運営している。