クリニック開業の年齢

このページでは、クリニックの開業に適した医師の年齢などを紹介しています。「今からじゃ遅すぎるかもしれない…」と悩んでいる人は必見です。

クリニック開業する際の平均年齢

2009年に日本医師会が発表した「開業動機と開業医（開設者）の実情に関するアンケート調査」では、クリニックを新規開業した医師の平均年齢は41.3歳となっています。開業後の年数が短いほど開業時の年齢が高くなることも分かっており、近年ではある程度経験を積んでからクリニックを開業する人が増えているようです。

ただし、準備聞が長すぎると適齢期を逃す可能性があるので、時期の見極めが重要となります。

引用元：社団法人日本医師会｜開業動機と開業医（開設者）の実情に関するアンケート調査［PDF］（https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20090930_21.pdf）

開業する上で適齢期はある？

開業医は勤務医とは異なり、医師の業務だけでなく管理や経営などの仕事も行わなければなりません。もちろん、開業してから学んでいくのでは遅すぎるので、開業前にある程度の技術と知識と身に着ける必要があります。それらを加味すると、開業の適齢期は30～40代といえるでしょう。

30代～40代であれば専門医、管理者、経営者としてのスキルが十分に備わり、自己資金も準備できている年代です。開業にともなう借入金の返済期間は15年前後が一般的であるため、45歳までには決断したほうが良いでしょう。一方、30代前半で開業する場合、自己資金が少なくても融資を受けやすいなどのメリットがあるので、思い切って開業してみるのも良いかもしれません。

引用元：メディコム（https://www.phchd.com/jp/medicom/park/idea/opening-age2）

開業医の引退する年齢について

勤務医には定年退職がありますが、開業医には定年の規定がありません。そのため、続けようと思えばいつまでも現役として働くことが可能です。開業医の引退時の平均年齢が分かるデータは見つかりませんでしたが、日本医師会による「引退予定」の調査によると「75歳で引退したい」という回答が最も多いという結果に。なお、引退予定の平均年齢は73.1歳となっています。

しかし、70歳を過ぎても開業医全体の21.8％がクリニックの運営を続けており、60歳以上の場合は全体の50％程度が開業医として活躍を続けています。「75歳で引退したい」と思っていても、後継者問題や患者の引き継ぎ先・スタッフの転職先が見つからないなどの問題によって引退できない場合が多いようです。

引用元：名南M＆Aの「医院承継」サポート（https://iinshokei.biz/column/clinic-019.html#link04）