結論から言うと、クリニックの開業に必須なのは医師免許のみです。年齢や就業年数を問わず、医師免許さえ取得していれば開業できます。それ以外の資格は必ずしも必要なわけではありませんが、開業医として働く場合、集患や信頼を得るために役立ちます。
医師免許以外にも専門医資格や経営に関する資格を取得しておくと、自分の得意分野や専門性の高さをアピールできるでしょう。
医療経営士とは、クリニックの経営能力に関する民間資格のひとつです。医療機関の経営を担う人材育成を目的に、一般社団法人「日本医療経営実践協会」によって実施されています。
試験は3級から1級まであり、3級は医師でなくても誰でも受験可能です。3級は医療や医療経営の基本を身につけていることを証明できます。2級は3級合格を受験条件としており、2級に合格すれば1級を受験できるようになります。
クリニックや病院など、医療施設や介護施設向けの経営コンサルタント資格です。病院の経営をサポートする能力を示せます。資格取得後も研修の履修が義務付けられており、継続的に知識やスキルを向上できます。
公益社団法人「日本医業経営コンサルタント協会」の講座を受講し、筆記試験、論文審査に通ったのち、協会の正会員となることが資格条件です。
病院経営管理士とは、医療機関の経営に関する知識を身につけていると示せる資格です。一般社団法人「日本病院会」によって、人材育成を目的に実施されています。3級を取得すると、医療経営の基本知識を持っていると認められ、1級は経営の意思決定ができるほどの知識があると証明できます。
病院やクリニックに限らず、施設を管理する側として必要な資格です。テナントとして入居するビルの収容人数が30人以上の場合に必要となります。該当するクリニックの場合、開業前に所轄の消防署に所定書式(防火管理者選任届・消防計画書など)を届出なくてはなりません。
ただ、防火管理者は医師である必要はなく、事務長やスタッフでも構いません。資格を取得しているスタッフを採用するのもひとつの手です。
クリニックの開業には、医師免許のみが必要最低限の資格であると分かりました。それ以外の資格は必ずしも取得する必要はありませんが、クリニックの経営や管理に関わる資格を持っていることで、経営者としての信頼性や専門性を示せます。
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